お箸おつけ致しますか?
先日、某牛丼チェーン店に行った時のこと。
普段はその場で食べるのだが、その日は珍しくテイクアウトで注文した。
店内には4名ほどしか客がおらず、それほど忙しくなさそうだった。
3分ほどで牛丼が出来上がったようで、女性店員さんがビニール袋に詰め始めた。
手際よく、牛丼、サラダ、卵と詰めて行く最中、彼女はこう聞いた。
「紅ショウガおつけ致しますか?」
僕は紅ショウガがあまり好きではない。
食べられないわけではないが、なければ食べない程度だ。
「結構です。」
僕がそう告げると、彼女は
「かしこまりました」と言い、さらにこう続けた。
「お箸も宜しいですか?」
いやいやいやいや。それは欲しい。
しかし彼女のタイミングの良さ、良い切りの良さに思わず
「結構です」と言ってしまった。
紅ショウガが要らない人 = お箸も要らない人
あの店には、そんな方程式があるのだろうか?
言い間違いにしては、あまりにもタイミングが完璧すぎた。
もしかしたら、彼女は環境破壊に敏感な人間で、
いかに箸をつけないかを考えた末の作戦かもしれない。
視力を上げる方法